DIABLO™ SUPERCORSA SP - V4

DIABLO™ SUPERCORSA V4 SPは、WSBKで使用されているDIABLO™ SUPERBIKEと同じレーシングプロファイルを採用しています。マルチラジアスのシャープな輪郭は、リーンからアップライトへの素早い移行と素早い方向転換を実現し、フラットなショルダー部はコーナリング中の高いグリップ力とライン保持を可能にします。

DIABLO™ SUPERBIKE、DIABLO ROSSO™ IV Corsa、DIABLO ROSSO™ IVと異なる点として、DIABLO™ SUPERCORSA V4 SPフロント120/70 R17のプロファイルは、一般道ではロード圧、レーストラックでは低圧（温間でフロント2.3bar/リア2.1bar）で最大のパフォーマンスを発揮する特別なタイヤビード形状を採用しています。これは、最高のロードパフォーマンスを実現するために開発されたDIABLO™ SUPERCORSA V4 SPの重要な技術特性の一つです。

DIABLO™ SUPERCORSA V4 SPは、フロントタイヤ、リアタイヤともデュアルコンパウンドレイアウトシステムを採用しています。

フロントタイヤは、スーパースポーツ用タイヤとして初めて、Dual Compound　及びCap & Baseレイアウトを採用しました。センターストライプは高速安定性と耐ストレス性に優れ、ベース層はタイヤの熱安定性を向上させるよう設計されています。ワイドショルダーのレーシングSC3コンパウンドは、一般道でもレース場でも、抜群のコーナリンググリップを発揮します。

リアタイヤもフロントタイヤと同様に、デュアルコンパウンドレイアウトとCap & Base構造を採用。SC3ショルダーはコーナーの立ち上がりでフルスラストを発揮し、センターコンパウンドはアップライト時の耐摩耗性を高めます。さらにアダプティブ・ベース・コンパウンドは、外側のコンパウンドと組み合わせて使用し、熱安定性とコンタクトフィーリングを向上させるよう設計されています。

DIABLO™ SUPERCORSA V4 SPは、特許技術FLASHトレッドパターンの最新進化版を搭載。

• FLASHトレッドが直立時の排水性を高め、中央部のフットプリントの拡大に貢献しています。
• センターのスリック部は、溝の変形を抑えることでトレッド剛性を調整し、リーンアングルに関わらず均質な推進力を実現します。
• FLASH Tailの方向は、レーストラック特有の横方向と縦方向の傾きによる力の方向に沿っており、摩耗均一性とパフォーマンスの一貫性、そして迅速なウォームアップを提供します。
• 横方向の溝を少なくすることで、ミッドリーン、フルリーン時に路面に接するゴム面積を増やし、コーナリンググリップを向上。
• ショルダーサイドの100%スリッククローズドループは、極端なリーンアングルでの推進力を強化。

• 究極のエッジグリップ
• 乗りやすさの向上
• 最速のロードタイヤ

*2022年10月、ラカルムトサーキットにて実施された社内テストに基づく（1'06"400、DIABLO™ SUPERCORSA V3 SPより0.7秒、DIABLO ROSSO™ IV Corsaより1.7秒速い）